23日に脳梗塞で死去された坂本スミ子(享年84歳)さん。
坂本スミ子さんは「ラテンの女王」と呼ばれた歌手でしたが、女優としての顔も持っていました。
1983年の映画「楢山節考」で主演を努めてカンヌ映画祭で受賞までしていました。
そんな坂本スミ子さんには逮捕されたという話もあるので調べてみました。
坂本スミ子が楢山節考で歯削ってカンヌで受賞
坂本スミ子さんは、1983年の映画「楢山節考」で主演を演じました。
当時坂本スミ子さんは45歳でしたが、演じた役はなんと70歳の老婆の役だったので話題にもなりました。
役作りが凄かった
坂本スミ子さんは、70歳の老婆を演じるために前歯4本を削ってしまったんです。
というのも、演じた老婆は「自ら前歯を砕いた」という設定だったためなんだそうです。
その結果、坂本スミ子さんは70歳の老婆にしか見えなかったといいます。
坂本スミ子さんのとんでもない役作りの努力が実って、映画「楢山節考」はカンヌ映画祭でグランプリを受賞するほどの評価を得ました。
他にも壮絶な役作りをした俳優がいる
坂本スミ子さんが前歯を削ったのもスゴイですが、他にも肉体改造した俳優がいるんです。
- 松田優作:映画『野獣死すべし』でコケた頬を見せるために奥歯4本抜いた。
- 三國連太郎:映画『異母兄弟』の老人役のために、上下10本の歯を抜いた。
- 北村一輝:映画『JOKER 疫病神』で、8~9本の歯を抜いた。
こうしてみると、役者って演技すればいいだけじゃないんですね。
驚きました。
坂本スミ子が楢山節考で受賞したのに逮捕された?
坂本スミ子さんは、映画「楢山節考」がカンヌ映画祭にノミネートされてカンヌに行きました。
見事グランプリを獲って凱旋帰国したんです。
坂本スミ子さんは、凱旋帰国の際の報道陣の中にいた「知り合いのカメラマンに大麻を譲渡した」という嫌疑で書類送検されちゃったんです。
坂本スミ子さんの「逮捕」というのは、実際には「大麻取締法違反で書類送検」されたというのが正確な表現です。
せっかく映画「楢山節考」のカンヌ映画祭グランプリで女優の道も出来た坂本スミ子さんは、「大麻取締法違反で書類送検」のために表舞台から姿を消すことになってしまいました。
坂本スミ子が楢山節考のまとめ
坂本スミ子が楢山節考で歯削ってカンヌで受賞したのに逮捕された件についてまとめました。
- 1983年の映画「楢山節考」で主演を努めた。
- 役作りのために、前歯を削るという役作りまでした。
- 映画「楢山節考」はカンヌ映画祭でグランプリを受賞した。
- 凱旋帰国した坂本スミ子さんは、「大麻取締法違反で書類送検」されて表舞台から消えた。
せっかく表舞台への花道を掴んだのに、惜しくも表舞台から去ることになった坂本スミ子さんは、ライブ活動を続けながら歌手として活動していました。