11月9日に天皇陛下のご即位を祝う「国民祭典」が行われました。
奉祝曲組曲「Ray of Water」の指揮者が女性だったので、調べたら菅野よう子さんでした。
ということで「Ray of Water」について書いてみました。
奉祝曲組曲「Ray of Water」指揮者は「菅野よう子」さん
御即位された天皇陛下への奉祝曲組曲「Ray of Water」で、オーケストラを指揮していたのが女性だったので、どなたかなと思って調べたら「菅野よう子」さんでした。
菅野よう子(62歳)さんは、宮城県仙台市出身の音楽家で、作曲、編曲、演奏、プロデュースとオールマイティな音楽家です。
主に、アニメやゲーム音楽で活躍されているので、菅野さんの曲はどこかで聞いていると思います。
東北地方太平洋沖地震では発生翌日に応援ソング「きみでいて ぶじでいて」を、You Tubeに公開しています。
東日本プロジェクトのテーマソング「花は咲く」の作曲でも有名ですね。
菅野よう子さんの本名は、菅野洋子さんですが、即興ピアニスト・作曲家の菅野洋子とは、同姓同名で宮城県出身というのも早稲田大学卒というのも同じですが、同姓同名の別人です。
結構、紛らわしいですよね。
こちらが、即興ピアニスト・菅野洋子さんです。
即興ピアニスト・菅野洋子というのも、よく考えると素晴らしいですよね。しかも上手だし。
話を戻しますが、奉祝曲組曲「Ray of Water」を指揮している菅野よう子さんはとても楽しそうに指揮をされていました。
さんざん練習はされたんでしょうけど、とても気持ちよさそうに指揮されている姿は感動的でしたね。
奉祝曲組曲「Ray of Water」を指揮された、菅野よう子さんについては別の記事で詳しく説明しています。
菅野よう子さんについて詳しく見る
組曲「Ray of Water」とは
奉祝曲組曲「Ray of Water」は、脚本家の岡田惠和さんが作詞を担当し、菅野よう子さんが作曲を務めた、3部構成の組曲となっています。
テーマは、「水に差し込むまばゆい光(Ray of Water)」です。
水をテーマにしたのは、天皇陛下が長年に渡り「水」を研究されていたからだと思います。
3部構成のこの曲は約13分に及ぶ組曲です。
- 第1楽章は、オーケストラによる演奏。
- 第2楽章は、盲目のピアニストの辻井伸行さんによるピアノ演奏。
- 第3楽章は、「調和への旅(Journey to Harmony)」を意味するバラードを「嵐」が熱唱しました。
嵐は、5人のメンバーがソロパートを熱唱して、最後のサビで「大丈夫 水は 流れている 大丈夫 海は 光っている」を熱唱しました。
この嵐の歌は、心に染み渡るバラードで本当に素晴らしかったですね。
こうした楽曲を作れて、感動を皆さんに届けられる、菅野よう子さんって本当に素晴らしい方です。
そして、その素晴らしい奉祝曲組曲「Ray of Water」を楽しそうに指揮されている姿に感動を覚えました。
第3楽章「Journey to Harmony」歌詞
作詞:岡田惠和
作曲:菅野よう子
歌唱:嵐(大野智、櫻井翔、松本潤、二宮和也、相葉雅紀)君が笑えば 世界は輝く
誰かの幸せが 今を照らす
僕らのよろこびよ 君に届けはじめはどこかの 岩かげにしたたり 落ちたひとしずくの 水が平野流れ
やがて研ぎ澄まされ 君をうるおし 鳥たちをはぐくみ 花たちとたわむれ
あの大河だって はじめはひとしずく 僕らの幸せも 大河にすればいいごらんよ 僕らは 君のそばにいる
君が笑えば 世界は輝く
誰かの幸せが 今を照らす
僕らのよろこびよ 君に届け星明り滲んで ふと立ち止まったら 雨の匂いのなかに 虹の唄を聴こう
微かなその唄 まるで一滴(ひとしずく) 静かにつながって 確かにつながって
青い空の下 夢など語りあう 愛とか語りあう それが僕の願いごらんよ 光は 君とともにいる
君が笑えば 世界は輝く
誰かの幸せが 時代(とき)を照らす
僕らのよろこびよ 君に届け君が笑えば 世界は輝く
誰かの幸せが 今を照らす
僕らのよろこびよ 君に届け大丈夫 鳥は歌っている
大丈夫 空は輝いてる
大丈夫 水は流れている
大丈夫 海は光っている
大丈夫 君と笑ってゆく
大丈夫 君と歩いてゆこう
まずはね、辻井伸行さんの素晴らしいピアノ演奏をお聞きください。
第三楽章「Journey to Harmony」で皇后様感涙
祝賀式典は、47万通の応募から参加した3万人が見守中、午後5時10分頃にスタートしました。
女優の芦田愛菜(15)、歌舞伎俳優の松本白鸚(77)、ロス五輪柔道男子金メダリストでJOC会長の山下泰裕氏(62)が祝辞を述べられた後、午後6時10分頃に両陛下が正門石橋にお出ましになられました。
やがて、菅野よう子さんが自ら書かれた奉祝曲組曲「Ray of Water」を、自ら指揮して演奏が始まりました。
皇后様は、奉祝曲組曲「Ray of Water」をお聞きになっているさなかに、感動されたのか涙を拭われるシーンが何度か見られました。
この「Ray of Water」は、両陛下に限らず、あの場で実際に聞かれた方もそうですが、映像で見た私も、感動しました。
辻井伸行さんのピアノも素晴らしかったけど、嵐の熱唱した「Journey to Harmony」も素晴らしかったです。
今年は、ラグビーW杯や、井上尚弥選手の優勝など、色々な感動があったけど、嵐の歌うこのバラードも感動ですね。
嵐、さすがです。
皇后様も感涙された、奉祝曲組曲「Ray of Water」に秘められた意味を深堀りした記事が別にあります。
嵐が歌う「Journey to Harmony」を、お聞きください。
「Ray of Water」指揮者 まとめ
寒空の中、式典に参加された両陛下や関係者の皆様、そして会場に足を運ばれた皆様。
素晴らしい機会に巡り会えてよかったですね。
ほんと、奉祝曲組曲「Ray of Water」を作られて、自ら指揮をした菅野よう子さんって偉大な方ですね。
こんな素晴らしい曲を作り、日本中に感動を振りまくなんてね。
盲目のピアニストの辻井伸行さんによるピアノ演奏も素晴らしかったし。
嵐の素晴らしいバラードパートは感動でしたね。
奉祝曲組曲「Ray of Water」を指揮した菅野よう子さんにありがとうを伝えたい。
奉祝曲組曲「Ray of Water」のCD発売やMP3ダウンロードについて、別の記事で書いています。
Ray of WaterのCD発売日・予約特典・MP3ダウンロードについてはこちら
こちらは、組曲通しのフルバージョン動画です。