阿部寛が演技下手から上手いに変わった?演技力がすごい理由?

阿部寛
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「ドラゴン桜」や「護られなかった者たちへ」で注目されている俳優の阿部寛さん。

阿部寛さんは演技が下手と言われる頃があったということです。

もともとモデル出身の阿部寛さんは、演技のせいで出演作が減った不遇の時代を乗り越えて現在のように演技力が評価されるようになったそうです。

阿部寛さんの演技が上手くなったきっかけは何だったのか調べてみました。

阿部寛は演技下手だった?

阿部寛さんは、長身とイケメンで1985年の「集英社第3回ノンノボーイフレンド大賞」で優勝して「メンズノンノ」のカリスマモデルとして活躍をはじめました。

阿部寛さんは、モデルでの人気と勢いで1987年の映画「はいからさんが通る」で俳優デビューしています。

ところが、この頃の阿部寛さんの演技はとてつもなく下手だったそうです。

この頃の阿部寛さんは、長身でイケメンと言うところだけが目立って、演技は棒読みと言われて伝説になるほど演技が下手だったようです。

そもそも阿部寛さんが俳優を目指したのは、大ファンだった南野陽子さんと共演がしたいという安易な理由だったとか。

阿部寛の俳優不遇時代

阿部寛さんの現在身長は189cmで、デビュー当時とあまり変わっていません。

この長身とイケメンマスクは、モデルとしては抜群の宝物と言えます。

でも、俳優となると

  • 二枚目の役しか回ってこない
  • 身長が高すぎて女優とのツーショットが撮りにくい

という大きな壁にぶつかりました。

阿部寛さんは演技の評価も良くなかったので俳優としての仕事が減ってしまい、パチンコで生計を立てていた不遇の時代が3年ほどあったそうです。

でも、そのまま終わらなかったのが阿部寛さんです。

阿部寛さんは、どうやって逆境から立ち直ったんでしょうか?

阿部寛の演技力の転換期

阿部寛さんの転機は、1993年につかこうへいさんの舞台「熱海殺人事件 モンテカルロ・イルージョン」です。

阿部寛と「つかこうへい」の出会い

阿部寛さんは俳優としての不遇の環境から抜け出すために劇作家・演出家の、つかこうへいさんの指導を受けることを決意したんです。

阿部寛さんは、つかこうへいさんに「食える役者にしてやる」と言われたそうです。

つかこうへいさんの阿部寛改造プランは

「ノンノ」のカリスマモデルというイメージを破壊する

というものだったそうです。

阿部寛さんが出演した「熱海殺人事件 モンテカルロ・イルージョン」では

白鳥の湖の大音量の中、上半身裸で登場し、オカマ口調で速射砲のようにセリフを叫び、舞台上を所狭しと飛び跳ねる

というものでした。

当時、カリスマモデルというイメージがあった阿部寛さんとは似ても似つかない演出だったそうです。

阿部寛さんは、つかこうへいさんの指導の元

極限まで感情を解放し、自分をさらけ出し、モデルとしてのイメージをぶっ壊す。

ただ感情だけに依存するのではなく、しっかりと分析し、役を作り込み、誰も真似の出来ない阿部寛像を自ら作り上げる。

という演技力の真髄を学び身につけたようです。

誰も真似の出来ない阿部寛像を自ら作り上げる」という楽しさを知ったことが、阿部寛さんの転機と言えそうです。

阿部寛の演技は上手い

つかこうへいさんとの出会いによって演技とは何かということを知った阿部寛さんは、その後俳優としての仕事がどんどん入ってきます。

その中でも阿部寛さんの代表作と言えば

  • 映画「テルマエ・ロマエ」
  • ドラマ「結婚できない男」
  • ドラマ「ドラゴン桜」

の3作品があげられると思います。

映画「テルマエ・ロマエ」(2012年)

この「テルマエ・ロマエ」を初めてみたときに面白いと思いました。

古代ローマの風呂から現代の銭湯にタイムスリップするという設定も斬新だったけど、ローマ時代の風呂の設計士というのも理工系出身の阿部寛さんに合っている気もしました。

阿部寛さんのすごいところは、古代ローマ人になりきれているところですね。

つかこうへいさんの教えが見事に生かされていると思える作品でした。

続編も出来てほんと面白かったです。

阿部寛さんってこういう役者と言うカラーがしっかり出ている作品でした。

ドラマ「結婚できない男」(2006年)

この作品でも、阿部寛さんの役作りの凄さが光っていました。

阿部寛さんは、偏屈で独善的だけど何故か憎めない役を見事に作り上げています。

なんというか、表情の出し方や喋り方など一つ一つの演技がしっかり作り込まれるという感じがします。

阿部寛さんの「結婚できない男」は、2019年に「まだ結婚できない男」として続編が放送されています。

阿部寛さんは、「阿部寛さんだから表現できる」という役をうまくつ凝り込んでいるという感じですよね。

ドラマ「ドラゴン桜」 (2005年)

阿部寛さんは元暴走族なのに東大卒の弁護士というメチャぶりな設定で、落ちこぼれ生徒を東大合格に導くというお話。

随所に出てくる試験攻略ポイントなんか「なるほど」と思うような話でした。

ドラゴン桜でも阿部寛さんのカラーはいかんなく発揮されて、阿部寛さんと言えば「ドラゴン桜」を思い出す人も多いかと思います。

「ドラゴン桜」は2021年に続編が放送されています。

ドラゴン桜のシーズン2もめっちゃ面白かったですよね。

阿部寛さんの脇を固める俳優陣もすごいですけど、阿部寛さんの一見アクの強すぎるキャラ全開で阿部寛ワールドを作り上げていました。

阿部寛の演技評価

俳優デビュー当初は「棒読み」などと演技の下手さが目立っていた阿部寛さん。

現在の阿部寛さんには、「演技が上手い」とか「演技がすごい」と言う声が多いです。

ネットで阿部寛さんの演技力はどのように評価されているか、声を拾ってみました。

ネット民でも阿部寛さんの演技力の高さと言うか、阿部寛カラーの凄さをしっかり認識していますね。

ただ、「何を演じても阿部寛」と言われないところが流石です。

きちんと役を研究し尽くして演じている証拠ですよね。

阿部寛さんの演技力がすごいというのは分かりますよね。

まとめ

阿部寛が演技下手から上手いに変わった?演技力がすごい理由?について調べました。

阿部寛さんは芸能界デビューと同時にカリスマモデルとして売れました。

その後俳優デビューをしましたが、演技力の評価は最悪な上にモデルのルックスと高身長故に仕事が激減して不遇の時代を経験しています。

このままではいけないと感じた阿部寛さんは、つかこうへいさんの指導を受けて一皮もふた皮もむいて演技を改革しました。

阿部寛さんは「自分にしか出来ない演技」の醍醐味を知ることにより、その後の作品では演技力がすごすぎるという評価を得て数々の作品で独自の世界観を表現しています。

阿部寛さんの最新ドラマ「DCU」が始まったので、阿部寛さんの世界観を味わってみましょう。

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