NHKの朝ドラ「ちむどんどん」で比嘉歌子を演じる上白石萌歌さん。
沖縄で生まれ育った役を演じるだけに沖縄弁が流暢です。
上白石萌歌さんは、鹿児島市出身ということで鹿児島弁が得意です。
沖縄弁と鹿児島弁に似ているところがあるのかもしれません。
その辺について調べてみました。


上白石萌歌はちむどんどんで沖縄弁を流暢に話す
朝ドラ「ちむどんどん」は沖縄が舞台の物語です。
物語は、沖縄が本土復帰前から始まり復帰後の沖縄で沖縄料理の店を兄妹4人で切り盛りしていく家族の物語です。
ヒロインの黒島結菜さんは、一時期東京で働きますがふるさとの「食」に自分らしい生き方を見いだして帰郷して沖縄料理店の店を出します。
物語は、黒島結菜さんが東京で働く時代を除けば、沖縄で物語が進行していきます。
上白石萌歌さんは、ずっと沖縄で生活しているので沖縄弁を流暢に話しています。
上白石萌歌さんが沖縄弁を流暢に話せる理由について、更に掘り下げてみます。
上白石萌歌は鹿児島市出身
上白石萌歌さん(25歳)は、鹿児島市の出身というのは公式プロフィールでも分かりますし、バラエティなどでも鹿児島出身というのは本人も話しています。
上白石萌歌さんは、2000年に鹿児島県鹿児島市で生まれました。
上白石萌歌は皇徳寺台出身?
上白石萌歌さんが鹿児島市出身というのは出身小中学校でも確認できます。
- 出身中学校:鹿児島市立皇徳寺中学校(鹿児島市皇徳寺台3−35−1)
- 出身小学校:鹿児島市立皇徳寺小学校(鹿児島市皇徳寺台2−50−1)
上白石萌歌さんは、芸能界デビューをしたために中学2年で東京の中学に転校しています。
上白石萌歌さんの小中学校の住所が「鹿児島市皇徳寺台」となっているので、実家はこのあたりにあるのかもしれないですね。
皇徳寺台は鹿児島市の中心からは8キロくらいにその方に離れた山に囲まれた地域なんですね。
沖縄弁と鹿児島弁は似ている?
上白石萌歌さんが「ちむどんどん」で流暢に沖縄弁を話しているのは、鹿児島弁とニているからなのでしょうか?
沖縄弁と鹿児島弁の共通点
沖縄弁と鹿児島弁の共通点について「語彙」の注目して調べてみました。
語彙の共通点
(1)どちらも、そうなんだよ!という意味で「だからよ!」を使います。
鹿児島弁ではこれは新方言であり、本来であれば「ほいでよ!」や「じゃっでよ!」です。
元来の沖縄弁でこれを何というかわかりませんが、若者の間では「だからよ!」は共通しています。
ほかにも
「がんばれ!」の鹿児島弁、気張れよ! 沖縄弁、ちばりよー!
「テキトー、雑、大雑把」の鹿児島弁、てげ 沖縄弁、てーげー などなど(2)また、「さつま揚げ」を鹿児島弁では「つきあげ」や「ちけあげ」といいます。
これは沖縄の「チキアーギー」から来たともいわれています。(3)さらに沖縄弁ではかなさんどーなど、「~どー」(~だよ)と最後につくものがありますが、鹿児島弁の「~ど(~だよ)」と用法が似ています。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12163872282
たとえば、喜納 昌吉&チャンプルーズの島小 Rock`n Rollという歌の中に、
「アメリカ女(いなぐ)ぬ 歩(あつ)ちよんどー」(アメリカ人女性が歩いているよ)
という歌詞がありますが、これを鹿児島弁に再翻訳すると
「アメリカ女(おなご)ん 歩(さる)ちょっど」となります。
したがって、多少は共通点があると思います。
この指摘を見ると、かなり似ているところがあるように見えます。
一方、距離も文化も違うので全く似ていないという声もあります。
全く別と思うけど。
鹿児島でも奄美地方なら沖縄とかなり近い言葉だけど。
もともと同じ文化圏だったので。
沖縄の方言は独特の成り立ちを持っています、地域によって言葉も違うのでしゃべれば「貴方○○出身ですよね?」ってわかるそうです。
それは同じ市や村の中でも字(あざ)によって言葉が違うことが多いと聞きますし、離島によってそれぞれ方言が違います。
共通点は無いと思います。
言葉自体が全然違うと思いますが。
やはり、独特の文化を成長させてきた沖縄と鹿児島では「似ているとは言えない」ということのようです。
沖縄弁の由来
沖縄の方言が発達する由来について別の見方がありました。
沖縄の方言には、三か所からの流れがあると言われています!
一つは日本、この流れは鹿児島を経由していますので似た様に感じるでしょう!
キバレがそうです!
沖縄では、チバレです!
二つ目は中国
中国では、皇帝をフンデイと言います!
沖縄では、我が儘をフンデイと言います!日本語でも王様と言いますが、お互いに近い発想だと理解出来ると思います!
三つ目は上の二つに該当しない流れです!
朝鮮では無いかと言われています!割合から言うと、日本語が変化したと思われるのが7割、中国語2割5分、不明5分ぐらいでは無いでしょうか!
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1347866838
この話を元にすると、沖縄弁は鹿児島弁を由来にしている部分があるということですね。
とすれば、鹿児島弁を話せる上白石萌歌さんが沖縄弁を習得するのは難しくないという見方もできそうですね。
上白石萌歌が沖縄弁を流暢に話す理由は?
沖縄弁と鹿児島弁が似ているために、上白石萌歌さんが流暢に沖縄弁を話しているというのは、正確な情報ではなかったようです。
では、なぜ上白石萌歌さんが沖縄弁を流暢に話している理由はどこにあるんでしょうか?
朝ドラの制作スタッフに「言語指導」のスタッフがいるんですね。
この方が上白石萌歌さんに沖縄弁の指導やアドバイスをされているので、彼女が沖縄弁を流暢に話せるというのが、一番正確な理由のようです。
まとめ
上白石萌歌がちむどんで沖縄弁が上手なのは鹿児島市出身だから?について調べました。
上白石萌歌さんがドラマの中で沖縄弁を話すのは、彼女の出身が鹿児島県鹿児島市ということで鹿児島弁と沖縄弁が似ているのではないかと考えました。
そこで、沖縄弁と鹿児島弁との類似点を調べましたが、似ていると言う声と全く似ていないという声がありました。
実際、鹿児島と沖縄との距離や文化の違いが大きいので、方言が似ていると理由つけるのには無理がありそうでした。
結論を言えば番組制作スタッフの言語指導の方が、上白石萌歌さんに沖縄弁の指導やアドバイスをしているからという理由に落ち着きました。