緊急事態宣言が7都道府県で、東京都が休業要請を出しました。
東京を取り囲む、神奈川県は既に追従しており、埼玉県や千葉県も追従する方向で動いています。
そこで「休業要請」とは具体的にどういうことで、休業要請の中で使われる「遊興施設」や「娯楽施設」という言葉が出ています。
これらの言葉の意味や違いについてまとめてみました。
休業要請とは
緊急事態宣言の目的は、8割の接触削減と7割の就業削減という、人と人との接触を減らして、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐことを目的としています。
その上で人が集まりやすい場所に、営業を自粛もしくは縮小をしてもらい、接触のリスク減らすことを目的として出されるものです。
ただし、休業要請は諸刃の刃であり、安易な発令はリスクも伴います。
大きな視点で見れば
- 休業によって、就労の場を奪われることで従業員の生活が難しくなる。
- すべての施設を閉じれば、感染拡大のリスクは減る可能性があります。
- 生活維持に必要な施設の休業は、生活の破綻を起こす危険性があります。
そこで、休業要請をする場合には、吟味が必要なんです。
遊興施設とは
遊興施設とは
- 遊び興ずること。面白く遊ぶこと。
- 遊里・茶屋・料理屋などで遊ぶこと。
広辞苑ではこのように定義しています。
これらに風俗営業法が絡んでいきます。
具体的にどういった店舗になるかと言えば
- クラブ
- ダーツバー
- スポーツバー
- ライブハウス
- 生バンド演奏やショーをやっている飲食店
これらの施設では
- お客様に遊興させる
- 深夜に営業している
- お酒を提供している
この条件に該当するので、今回居酒屋に時間規制をお願いしているということですね。
娯楽施設とは
娯楽施設とは、Wikipediaでは
- 娯楽のために立てられた施設。
- いわゆる娯楽産業が営まれている。
- 例としては、映画館や遊園地、競馬場など。他の施設内に設けられた、娯楽のための空間は、「娯楽場」という場合もある。
と示されています。
遊興施設とは、明確に目的が異なるのはわかりますね。
でも、どちらも娯楽が目的なんです。
遊興施設と娯楽施設の違い
遊興施設と娯楽施設の違いですが
- どちらもお金を使って、楽しみを得る場所です。
- どちらも、不要不急に該当します。
- 遊興施設は大人だけ、娯楽施設は子供楽しめる。
どちらも、新型コロナウイルスの感染拡大防止には考慮すべき施設に該当しますが、休業要請には慎重でないといけません。
新型コロナウイルスの外出自粛養成でよく聞く「テレワーク」「リモートワーク」「在宅勤務」の違いについて書いた記事が別にあります。
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まとめ
この記事では
- 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐことを目的としています。
- 休業要請は諸刃の刃であり、安易な発令はリスクも伴います。
- 遊興施設とは、クラブ・ダーツバー・スポーツバー ・ライブハウスなど。
- 娯楽施設とは、アミューズメント施設など。
ただし、休業要請にはその施設で働く人の生活に害を及ぼす可能性もあることを忘れてはいけません。
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