5月に入ってから地震が頻発していますね。
特に茨城県や千葉県に多いのも気になります。
こんなに地震が頻発していると「スーパー南海地震」というワードが気になってきちゃいます。
そこで、最近頻発している地震とスーパー南海地震との関連について調べてみました。
地震が多発している
出典:気象庁
気象庁によれば、ここ30日で
- 地震観測回数:204回
- 震度3以上の地震:34回
- 地震規模の最大:M6.0
となっています。
さらに、直近7日間では
- 地震観測回数:52回
- 震度3以上の地震:5回
- 地震規模の最大:M5.8
となっています。
これだけ地震が頻発していると、大きな地震が来る前触れではないかと気になっちゃいますよね。
そこで、今後起こりそうだと言われている「スーパー南海地震」について調べてみることにしました。
スーパー南海地震の予兆
スーパー南海地震とは、南海トラフ地震と首都直下型地震が同時に発生する状態を指します。
南海トラフ地震とは
南海トラフ地震については
政府の中央防災会議は、科学的に想定される最大クラスの南海トラフ地震(以下、「南海トラフ巨大地震」という)が発生した際の被害想定を実施しています。
この被害想定によれば、南海トラフ巨大地震がひとたび発生すると、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。
また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来が想定されています。
出典:気象庁
と被害想定されています。
中部~東海~関西~四国~九州とかなり広範囲に被害が予想されています。
首都直下型地震とは
一方の首都直下型地震は、その名の通り首都の直下で起きる自信です。
出典:内閣府
内閣府の発表では、首都直下型地震の被害予想は
- 揺れによる全壊家屋:約175000棟 建物倒壊による死者:最大 約11000人
- 揺れによる建物被害に伴う要救助者:最大 約72000人
とされていて、関東の1都4県が被害地域として想定されています。
頻発する地震とスーパー南海地震の関連性
この南海トラフ地震と首都直下型地震が同時に発生する「スーパー南海地震」が起きたら、被害は甚大になりそうですね。
もし「スーパー南海地震」が発生した場合、死者は津波だけで47万人にものぼるという意見もあります。
過去死者1000人以上だった4大地震とは
- 1943年に発生した鳥取地震。
- 1944年の東南海地震。
- 1945年の三河地震。
- 1946年の南海地震。
これらの地震は、太平洋北西部のフィリピン海プレートが南から北に圧力をかけた結果、ユーラシアプレートが圧縮されて起きた地震と言われています。
今現在のプレートの状況は、これらの地震が起きたときと同じ状況ではないかと言う意見もあります。
また、茨城県や千葉県で頻発している地震も、東京湾入口の相模トラフから、フィリピン海プレートが北米プレートの下に潜り込んで、フィリピン海プレートの北上しようとする圧力を与えているものと想定されています。
そこで、南海トラフ地震と首都直下型地震が同時に発生する可能性があるとも言われているわけです。
ただ、地震は天災とも言えるので、いつ起きるとも起きないとも言えないのです。
新型コロナウイルスで「密を避ける」と言われている昨今で、もし大規模な地震が起きた場合は、大変な状況にもなりかねません。
地震には「前震・本震・余震」と3つのカテゴリーがあったんです。
そこで、「前震・本震・余震」について詳しく説明した記事を別に作りました。
日頃からの備えが大事になっていきます。
準備しておくことは
東京消防庁では、万が一の地震に備えて「地震に対する10の備え」を発表しています。
ただ、新型コロナウイルスの流行が収まっていない時だけに、従来の避難所へ集まるという行動パターンは難しくなるでしょう。
自宅が倒壊して住めなくなった場合以外は、自宅で過ごすということも想定しておかないといけないでしょう。
日常生活用品については、新型コロナウイルスの流行に伴い、どこの家庭でも備蓄化が進んでいます。
そこに、災害時の必需品を加えることで、地震時の対応も可能かと思われます。
とにかく日頃から、地震への備えを万全にして、家族でよく話し合っっておくことが大事ですね。
まとめ
最近頻発している地震と、大規模地震として想定される「スーパー南海地震」の関連などについて調べてみました。
- 地震観測回数が、過去30日で204回、過去7日で52回も発生している。
- 南海トラフ地震と首都直下型地震が同時に発生する「スーパー南海地震」の発生の可能性がある。
- 過去の4大地震の原因となった、フィリピン海プレートの北上しようとする圧力がかかっている状況が疑われる。
- 新型コロナウイルスの流行により、従来の避難所へ集まるという行動パターンは難しくなる。
地震は天災なので、近いうちに必ず起きると断言はできないし、起きないかもしれません。
ただ、受け身でいる我々にとっては、万が一起きてしまった時にどう行動するかは、しっかりと家族と話し合っておくべきですね。