山崎賢人さんが、伝説的SF小説「夏への扉」の初の実写化で主演を務めることになりました。
金曜ロードショーで「バック・トゥー・ザ・フューチャー」が3週連続で放送されましたが、「夏への扉」も時間旅行を扱った作品です。
初の実写化ということで、山崎賢人さんがどういった時間旅行を体験されるのか楽しみです。
山崎賢人主演が決定した、初実写化の映画「夏への扉」
時間旅行に関する作品は数々作られていますが、おそらく原作の「夏への扉」がこれらの作品に大きな影響を与えたことは間違いない古典中の古典と言われています。
実写映画「夏への扉」では、舞台を日本に移して山崎賢人が1995年から2025年へ30年の時を超えて、人生のすべてを失ったロボット科学者「高倉宗一郎」のリベンジをするという作品になっています。
主演の山崎賢人さんは
「愛おしくて、ワクワクするような映画をお届けできる日を楽しみにしています」
と撮影を振り返りました。
さらに
もともとSF好きな僕が、SF小説の原点ともいえるような名作をもとにした作品に出演させて頂けたこと、そして三木監督と一緒にこの作品を作ることができたことをとてもうれしく思います。
「夏への扉」はSFという非現実的な世界観の中で、宗一郎や周りの登場人物が見せるあきらめの悪さを描いた人間臭い物語です。
1995年を舞台にしたレトロでチャーミングなセットや、SF要素全開のセット、90年代の衣装に近未来的な衣装…毎日ワクワクしながら現場を過ごしました。
まだ映画を見れていないのですが、各部署がこだわりぬいて作った世界がどのように映画として形になっているのか、僕も今から楽しみです。
とコメントしています。
原作「夏への扉」とは
原作の「夏への扉」は、1956年にアメリカで出版されたロバート・A・ハインライン著の作品です。
この作品では、「自分自身との遭遇」、「未来からのタイムトラベルによる過去の変更」、「タイムトラベルを使って「将来の出来事」を変えることが倫理的かどうか」など時間旅行で遭遇するであろう事象を取り扱っています。
今では普通にありえるだろうと考えられていることを、60年以上も前に時間旅行を題材にこれらの事象について書かれたというのも驚きです。
あらすじ
作品発表当時では近未来だった1970には人工冬眠で未来への片道旅行が流行していました。
主人公ダンの愛猫ピートは、冬になると家中の扉を開けてくれとせがみます。
なぜなら、ピートは扉のどれかが明るく楽しい夏へ通じていると信じて疑わず、「夏への扉」を探しつづけ、決して諦めなかったんです。
ダンは親友のマイルズと会社を興し、ダンは開発を、マイルズは営業を担当し、業績は順調に伸びていきます。
しかし、質のいい商品を送り出したいダンは、企業をいち早く大きくさせたいマイルズと運営方針をめぐって対立してしまいます。そして秘書のベルの裏切りによって会社を追い出され全てを失ってしまいます。
復習をしようとしたダンは返り討ちに会い、麻薬を打たれて人事不省のまま冷凍睡眠に送り込まれてしまいます。
30年後の2000年に目覚めたダンは、自動車解体の職を経験しながら失った30年の知識を蓄えながら過去を調べると、自分の記憶との不整合に気が付きます。
ダンは、2001年に未完成の極秘タイムマシンで再び30年前に戻り、知っている歴史通りの行動と、過去に起きた過ちを回避して愛猫ピートとともに再び冷凍催眠で2001年に戻る。
ダンは、過去から追いかけてきた恋人のリッキィとも会えて幸せを手に入れるが、ピートは「夏への扉」があると信じ、探すことを諦めない。
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映画化でのキャストやスタッフは
主演:山崎賢人
監督:三木孝浩
古典中の古典である名作SF小説「夏への扉」を今の日本で映画化???
最初、小川プロデューサーからこの企画の話をいただいた時、そのチャレンジのあまりの無謀さに不安を感じる一方、それ以上にワクワクしてしまっている自分がいました。
思い返せば、幼き頃に観て心躍らせた80年代ハリウッドSF映画は、まさにこの原作のような、荒唐無稽だけどどこかファニーでドキドキするアトラクションのような作品ばかりでした。
そんな原作を日本で実写化するチャレンジャーとして任命されたことを本当に光栄に思います。
同じくこの企画に賛同し集まってくれたステキなキャストの皆さんとともに、やるからにはあの頃の自分と同じように心躍らせながら老若男女みんなで楽しめるエンタテインメント作品に仕上げたいと思います!
プロデューサー:小川真司
オールタイムベストのアンケートをとれば常に上位、SFファンの間で名作の誉れ高い「夏への扉」。
1979年の初読以来、映画化はずっとずっと個人的な夢でした。
原作者は「機動戦士ガンダム」の設定に影響を与えハリウッドでも映画化された「宇宙の戦士」(映画タイトル『スターシップ・トゥルーパーズ』)で有名なSFの巨匠作家ロバート・A・ハインライン。
タイムトラベルものは映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も含めて数々あれど、時間旅行ものというジャンルを確立させた本作は後の作品に大きな影響を与えた古典中の古典と言えるでしょう。
だからこそ映画化という高いハードルを乗り越えるためには強力な監督脚本コンビが必要で、『陽だまりの彼女』で一緒に組んだ三木孝浩監督と菅野友恵さんしかいない! と二人に依頼、再びタッグを組んでいただきました。
そしてピュアさ誠実さの表現に関しては当代随一の山崎賢人さんを主演に迎えることができました。
重要な登場猫のピートと山崎さんの共演も大きな見所の一つです。
どん底からの逆転とタイムトラベルをミックスしたストーリーの面白さをあますところなく入れこんだ本作、未来が不明瞭な今だからこそ、皆さんに早くお届けしたいと思っています。
実写映画「夏への扉」の公開時期やキャスト情報などはまだないので、分かり次第追記します。
まとめ
山崎賢人さんが、時間旅行を題材にした「夏への扉」の初の実写化作品で主演を務めるということで、原作の「夏への扉」のあらすじや、主演の山崎賢人さんや三木孝浩監督、小川真司プロデューサーのコメントを集めてみました。
SF好きな人や山崎賢人さんファンには、楽しみな作品のようです。