新型コロナウィルス収束の兆しが見えない中、梅雨が始まって蒸し暑くなってしまいました。
従来は不織布の3層マスクが一般的に利用されてきましたが、汗をかきやすく息苦しさもあります。
そこで、各社から夏用マスクが登場しています。
でも、どのマスクも色々な効用があって、どれを選んだら良いか悩みますよね。
そもそも、夏用マスクは安全なのか?という疑問もあります。
そうした疑問について調べました。
また、実際にいくつかのマスクを購入して試してみたので、そのレビューも載せます。
夏用マスクの特徴とは
夏用マスクは、従来の不織布マスクと違って布製で洗って再使用が出来る上に、様々な付加価値があります。
夏用マスクの特徴についてまとめてみました。
- 不織布マスクとの違い
- 接触冷感機能とは
- 息のしやすさ
- UVカット機能
順に説明していくので、気になるところからお読みください。
不織布マスクとの違い
夏場は、マスクの内側に熱気がこもったり、汗をかいたりして、マスクをしていることで熱中症になるリスクもありました。
そこで、夏用マスクは不織布以外の生地を使ったものが採用されています。
- 汗に反応して熱を吸収するキシリトールを配合した生地
- 吸汗・速乾性に優れたポリエステルやレーヨン
- 水分の吸収や発散性に優れた麻素材
- 天然素材である綿を特殊加工して、接触冷感を実現したアイスコットン
これらの素材は、夏でも快適に過ごせるように特殊な加工が施された素材が使われています。
接触冷感機能とは
夏用マスクの殆どは「接触冷感機能」をうたっています。
接触冷感機能というのは、今ではいろいろな製品に使われていて、肌着であったり寝具であったりと、ごく普通に使われている素材で一度くらいは触ったことがあると思います。
接触冷感機能のある生地は、記事に触れた瞬間に肌から生地へ熱が移動して冷たさを感じるもので、生地が冷たいわけではありません。
また、持続的に肌の熱を奪ってくれるわけではないので、マスクをつかた瞬間だけ「ひやっと」感じるだけなんです。
通気性の良さ
夏用マスクにとっては、この通気性が一番大事です。
マスクの中には体内で温められた空気が排出され、マスク内の温度が上がって熱中症のリスクが上がります。
そのために、夏用マスクの通気性は大事になります。
市販されている夏用マスクは「通気性の良さ」をうたっています。
UVカット機能
UVカット機能をうたっている夏用マスクもあります。
新型コロナウィルス対策とは関係なさそうですが、夏場の紫外線対策は女性にとっては大事なポイントですね。
夏用マスクとコロナ対策
夏用マスクの特徴については説明したのでご理解いただけたかと思います。
みなさんが一番気になるのは、夏用マスクで新型コロナウィルスの対策が出来るかというところだと思います。
新型コロナウィルスの大きさは非常に小さいので、医療機関で使われているようなN95マスクなどが必要です。
N95マスクのように高機能なマスクほど通気性が犠牲になっているので、息苦しさは強く感じるでしょう。
つまり、高機能と通気性は相反する関係なのです。
夏用マスクでも、フィルター機能が高いと通気性が犠牲になる場合があります。
夏用マスクを選ぶときのポイント
それでは、夏用マスクを選ぶ際のポイントを整理しましょう。
夏用マスク選ぶ際のポイントについてまとめました。
- 通気性と冷感性
- 飛沫ブロック性能があるか
- サイズは合うか
順に説明するので、気になるところからお読みください。
通気性と冷感性
夏用マスクの場合は熱中症対策も含めて、体内に熱を貯めないために通気性がいちばん大事なポイントになります。
通気性と同時に大事なのは、冷感機能と吸湿性です。
体内からの排気は熱がこもっているので、マスクの生地に吸湿性がないと汗ばんできます。
そこで、マスク生地の吸湿性と同時に、記事の冷感性も大事です。
私が使った経験から言えば、接触冷感で冷感を感じるのはマスクを付けたときだけなので、吸湿性の高い生地は汗ばむことが少なく熱がこもりにくいです。
さらに、呼吸のたびに冷感を感じる加工がしてあると安心です。
飛沫ブロック性能があるか
何のために暑い夏でもマスクしなければいけないのか?
それは、飛沫をブロックするためですよね。
空中の飛沫を吸い込まないためと、自分の飛沫を放出しないためです。
もちろん、飛沫ブロック性能が高いとは言っても、新型コロナウィルスの感染を完全に防ぐことは難しいのも事実です。
とは言っても、通気性が高くても飛沫ブロック性能が低いマスクでは、付けている意味はないと考えるべきですね。
サイズは合うか
マスクは適切なサイズでないと、肌との間には隙間が出てしまい、飛沫のブロック性能が低下します。
マスクによってサイズの設定が違ったりするので、その辺も考慮しないといけません。
購入してみたレビューは
市販の夏用マスクの機能については、WEBサイトなどで詳しく表記されています。
ただし、いくら「通気性が良い」と書かれていても実際のところどうなのか?
こればかりは、実際に使ってみないとわからないものです。
以下にレビューを付けますが、あくまでも私の主観によることと含みおきください。
実際に夏用マスクを購入して使用してみたレビューをまとめました。
なお私は介護の仕事をしていて、介護をしながら着用したときのレビューとなっています。
- ウォッシャブルマスク ぴたマスク
- 【冷感】洗えるクールUVフィットマスク
- オーガニックマスク 100%天然素材 シルク×リネン
- 冷感 日本製 涼しい 洗えるマスク 絹 プリーツ 千鳥格子地紋
- 日本製 接触冷感マスク ダントツマスクール抗菌防臭
- 夏の暑さを忘れるマスク「COOLIST(クーリスト)」
- 超立体「コールドマスク」
順に説明していくので、気になるところからお読みください。
ウォッシャブルマスク ぴたマスク
- サイズは大人用です。
- 1枚布で出来ていて通気性は非常に良いです。
- 冷感は弱いです。
- 2時間位つけて仕事していると、熱気で汗をかきベタッとします。
- 飛沫ブロック性能はあんまりないと感じています。
- 鼻は覆割れて、顎も覆われて密着感があります。
- 耳は痛くないです。
【冷感】洗えるクールUVフィットマスク
- サイズは大人用 Lサイズです。
- 1枚布で出来ていて通気性は非常に良いです。
- つけた時に冷っと感じますが、長続きしません。
- 2時間位つけて仕事していると、熱気で汗をかきベタッとします。
- 飛沫ブロック性能はあんまりないと感じています。
- 鼻は覆割れて、顎も覆われて密着感があります。
- 耳は痛くないです。
オーガニックマスク 100%天然素材 シルク×リネン
- サイズは大人用です。
- 内側がシルクで、外側がリネンで出来ていて通気性は良いです。
- 冷感はあまり感じません。
- 半日位つけて仕事していると、熱気で汗をかきベタつき感が出ますが汗を吸ってくれるので1日つけていられます。
- 飛沫ブロック性能は、そこそこあると感じています。
- 縦方向が小さい感じがあり、顎にかかるぐらいで会話するとずれます。
- 耳は痛くないです。
冷感 日本製 涼しい 洗えるマスク 絹 プリーツ 千鳥格子地紋
- サイズは大人用です。
- 裏表がシルクで、中にフィルターが入ってる3層構造で厚みがあります。
- 厚みの割に通気性は良いです。
- 冷感はあまり感じません。
- 半日位つけて仕事していると、熱気で汗をかきベタつき感が出ますが汗を吸ってくれるので1日つけていられます。
- 飛沫ブロック性能は、かなりあると感じています。
- 縦方向が小さい感じがあり、顎にかかるぐらいで会話するとずれます。
- ノーズフィッターが付いているので、鼻周りがしっかりします。
- 頬に隙間ができる感じがあります。
- 耳は痛くないです。
日本製 接触冷感マスク ダントツマスクール抗菌防臭
- サイズは大人用です。
- 中にフィルターがれられるポケットが有る3層構造ですが厚みは感じなく通気性は良いです。
- 冷感は弱いですが持続します。。
- 半日位つけて仕事していると、熱気で汗をかきベタつき感が出ますが1日つけていられます。
- 飛沫ブロック性能は、そこそこあると感じています。
- 鼻も顎もしっかりと覆えるので安心感あります。
- 耳は痛くないです。
夏の暑さを忘れるマスク「COOLIST(クーリスト)」
- サイズは大人用です。
- ガーゼのような生地の3層マスクで、通気性は良いです。
- 冷感はあまり感じません。
- 半日位つけて仕事していると、熱気で汗をかきベタつき感が出ますが汗を吸ってくれるので1日つけていられます。
- 飛沫ブロック性能は、そこそこあると感じています。
- 縦方向が小さい感じがあり、顎にかかるぐらいで会話するとずれます。
- 耳紐はアジャスター付きで痛くないです。
超立体「コールドマスク」
何回か洗ってるので使用感がありますが、2段のプリーツになっています。
- サイズは大人用です。
- 中にフィルターがれられるポケットが有る3層構造ですが厚みは感じなく通気性は良いです。
- 呼吸で冷感が持続するのですが、強くはないです。
- 半日位つけて仕事していると、熱気で汗をかきベタつき感が出ますが汗を吸ってくれるので1日つけていられます。
- 飛沫ブロック性能は、そこそこあると感じています。
- 上下にギャザーがあり、鼻も顎もしっかりフィットします。
- 耳も痛くないです。
私的ランキング
仕事で使っているので、1日じゅう使えるかが結構なポイントになります。
使用後は、毎回洗っています。
- 超立体「コールドマスク」
- 日本製 接触冷感マスク ダントツマスクール抗菌防臭
- 冷感 日本製 涼しい 洗えるマスク 絹 プリーツ 千鳥格子地紋
私の夏マスクランキングは、以上です。
あくまでも主観なので、参考程度に考えてください。
まとめ
世の中に夏マスクが色々出回っていますが、付加された機能は数々で値段も色々。
本当にどれを選んだら良いか迷ってしまいます。
「高かろう安かろう」という考えもありますが、値段相応とは限らないと私は考えています。
私が試した経験から言えば
夏用マスクを選ぶ優先順位は
- マスクのサイズが適切で、会話をしてもマスクがずれない大きさ。
- 2層もしくは3層構造で、飛沫ブロックが期待できるもの。
- マスクの肌面は、吸湿性が高いもの。
- 通気性が良く、呼吸の際に熱を逃しやすいもの
この順位を優先すれば良いかと考えます。
それでも暑い場合には、ソーシャルディスタンスを考えてマスクを外すという選択も必要です。