ケンミンショー1/16水炊き福岡と関西の違い

ケンミンSHOW
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秘密のケンミンSHOWの1月16日の放送で、福岡・博多風の水炊きには儀式があるという話をしていました。

水炊きは、福岡・博多と関西の2通りの作り方があります。

そこで、水炊きの福岡・博多風と関西風の作り方の違いを説明しながら、秘密のケンミンSHOWの1月16日の放送で説明していた儀式などの説明も含めて説明していこうと思います。

水炊きの福岡・博多風と関西風の違い

福岡・博多風の水炊きは、皮や骨付き鶏肉(主にもも肉)のぶつ切りを、キャベツを使って自ら煮立たせて、鶏肉から出る旨味を引き出しながら、鶏肉を長めに煮込んでスープを白濁化させたものです。

関西風の水炊きは、鶏肉だけではなく豚肉も使ってこんぶ出汁で白菜やネギを使って煮込みます。

どちらも食べるときは、ポン酢しょうゆにつけて食べるのが基本です。

この違いは、結構大きいですね。

福岡の水炊きで肉を食べる前の儀式とは

福岡・博多風の水炊きは、まずは骨付きの鶏肉を入れた鍋を煮込んでいきます。

お店で食べるなら、たっぷり鶏ガラでとった秘伝のお汁でスタートです。

福岡のご家庭でも、鶏ガラからスープを作っているんですって。

関西風の水炊きは、昆布で出しをとってから、骨付きの鶏肉を入れて煮込んでいきます。

関西風が昆布で出しを取る所が少し違うだけで、ここまではほぼ同じです。

福岡・博多風の水炊きは、鶏肉の旨味が出た所で「旨味のたっぷり出ただし汁」をまずいただきます。

この「だし汁を頂く」というのが、秘密のケンミンSHOWの1月16日の放送でお伝えした「お肉を食べる前の儀式」です。

だし汁に、ネギと塩、柚子胡椒を混ぜて飲むと、これが絶品なんです。

「お肉を食べる前の儀式」として「だし汁を頂く」というのは、福岡・博多風の水炊きの特徴ですね。

 

福岡・博多風の水炊きは、ここで鶏肉を取り出して、ポン酢でいただきます。

関西風も、ここでお肉を取り出すので、頂いても構いません。

 

福岡・博多風の水炊きは、鳥の旨味がたっぷり出し汁に出たところで、まだ野菜は入れません

鶏ミンチを丸型にしながら、お鍋にどんどん入れていきます。

鶏ミンチに火が通ったら、鍋から取り出して、ポン酢でいただきます。

とことん、鳥の旨味を出していくのが特徴ですね。

白菜よりもキャベツを使う理由

福岡・博多風の水炊きも、関西風の水炊きも、ここでお野菜を入れていきます。

福岡・博多風の水炊きと関西風の水炊きとで、大きく違うのは

福岡・博多風の水炊きでは「キャベツ」で、関西風の水炊きでは「白菜」を入れるのが大きな違いになります。

あとは、エノキタケやネギだったり、豆腐や人参とかは同じで、お好みのものを入れましょう。

関西風の水炊きでは、野菜に火が通りだしたら、先ほど取り出したお肉を戻します。

福岡・博多風の水炊きでは、鶏肉や鶏ミンチを追加しましょう。

 

ここで、なぜ福岡・博多風の水炊きでは「白菜」ではなく「キャベツ」を使うのかについて説明します。

白菜は、みずみずしくて、鍋に入れる野菜の定番です。

でも、白菜は水分が多いので、スープの味が薄まってしまうんです。

福岡・博多風の水炊きでは、野菜を入れる前に鶏の旨味をとことん絞り出してきているので、せっかくの旨味が半減しちゃうのはもったいないです。

キャベツを入れると、出し汁の旨味が薄まらない上に、シャキシャキ感も楽しめるので、倍美味しくなるんです。

なので、関西風の水炊きでも、キャベツを試してみると良いかもしれないですよ。

お野菜も含めて、火が通ったらみんなで突っついて、ポン酢で頂きましょう。

 

福岡・博多風の水炊きでは、残った出し汁を使って、ちゃんぽん麺にしたり雑炊にして、とことん旨味を楽しみます。

ケンミンショー1/16水炊き福岡と関西の違い

秘密のケンミンSHOWの1月16日の放送で、福岡・博多風の水炊きでは「お肉を食べる前の儀式」があることと「白菜の代わりにキャベツを入れる」と言うことを伝えていました。

この記事では、福岡・博多風の水炊きと関西風の水炊きの作り方の違いを説明しながら、「お肉を食べる前の儀式」と「白菜の代わりにキャベツを入れる」についてお話してきました。

この記事を書いていて感じたのは、福岡・博多風の水炊きは「こってり系」、関西風の水炊きは「あっさり系」という気がしています。

どちらが良いかは、ご自身のお好みに合わせてお選びいただければ良いかなと思います。

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