4月4日の『志村どうぶつ園』の特別編で、チンパンジーのパンくんとの映像が感動的でした。
志村けんさんは本当に旅立ってしまって、志村けんさんとパンくんとの別れのシーンは胸に染みました。
そんな、志村けんさんとパンくんの映像を見ていて、そう言えばパンくんは凶暴化事件というのが有ったのを思い出して、どんな事件だったのか振り返ってみることにしました。
志村けんさんの大好きなパンくんの事件とはどうだったんでしょうか?
パンくんの凶暴化事件?
パンくんの凶暴化事件が起きたのは、確か2012年の9月6日でした。
事件の概要は
11歳だったパンくんが、当時20歳の女性研修員に襲いかかって、顔や腰や足首などに噛み付いてしまって、ドクターヘリで救急搬送されたというもの。
救急搬送された女性研修員は、幸い全治2週間の怪我ですんだそうです。
パンくんを飼育している「阿蘇カドリー・ドミニオン」では、公演をしばらく休園しました。
パンくんが女性研修員をおそた理由は、相手が言葉を話せいないチンパンジーなので、あくまでも想定になるんですが。
チンパンジーが成長過程で大人に近づいてくると、雌に対して優位性を誇示しようとして、攻撃的になる場合があるらしいです。
そこで、近づいてきた女性研修員を雌とみなして、優位性を示そうとしたのかもしれませんね。
この時に、パンくんが処分されなくてよかったと思います。
事件を聞いた志村けんは
志村けんさんは、この時に動物園の園長とパンくんのトレーナーから事件の報告と謝罪をウケました。
さらに「今までのようにロケをするのは難しくなった」と告げられました。
志村けんさんは、動物園側からの話に黙ってうなずいていたようです。
やがて志村けんさんは
「私達のなかでは パン君大好き いい子です 放送しなくてもパン君に 会いに行きます」
とコメントを出して、パンくんをかばっていました。
志村けんさんは、コメントを発表してから5ヶ月ぶりに「阿蘇カドリー・ドミニオン」までパンくんに会いに行きました。
事件があったことで、パンくんの部屋に入れない志村けんさんは、部屋のガラスの前から中をのいた時、志村さんに気がついたパンくんはものすごい勢いで近づいて、ジャンプしたりバク転を何度も繰り返していたそうです。
これは、志村けんさんと会う時必ず取る行動だったそうです。
志村けんさんは、全力でアピールするパンくんを見て「パンくん、ごめんね。褒めてやりたいけど」寂しそうにいつまでも見つめていたそうです。
でも、志村けんさんは「元気で良かった」と喜んでいたそうです。
パンくんとの出会い
パンくんは、オスのチンパンジーで2001年10月1日に宮崎市フェニックス自然動物園で生まれて、その後阿蘇カドリー・ドミニオンで飼育されるようになりました。
志村けんさんとは2004年から、ブルドックの「ジェームスくん」と一緒に『志村どうぶつ園』にレギュラー出演しています。
志村けんさんにとって、パンくんは自分の子どもそのものやったんやろなぁ。パンくん、元気かなぁ。🐒
#志村どうぶつ園 pic.twitter.com/sGeFxGsftV
— riechi (@riechi802109) April 4, 2020
志村けんさんは、パンくんとも全身全霊で接していたそうです。
だから、パンくんも志村けんさんには心をひらいていたと想像できます。
「志村どうぶつ園」で志村けんさんと共演している相葉雅紀さんとのエピソードについて書いた記事が別にあります。
志村けんさんとビートたけしさんは、お互いを尊敬し合いながら日本の笑いを牽引してきました。
まとめ
パンくんが起こした事件は、チンパンジーの繁殖期の行動と、女性研修員という組み合わせによる事件でした。
女性研修員も大事に至らず、パンくんも処分されずに済んだので、その後も志村けんさんとパンくんとの関係は続けられました。
志村けんさんは、すでにこの世を去ってしまいました。
追悼番組で、志村けんさんとパンくんの仲睦まじい映像を見て、胸がつまりました。
いつの日か、パンくんが寿命を全うして志村けんさんと再開できる日まで待っていたもらうのも寂しいです。
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