湿っぽっくなったお布団は、ちょっと臭ったりして不快ですね。
そんな時は、晴れた日にお布団を干して「おひさまの匂い」いっぱいにしたいですね。
ところが『おひさまの匂いの正体は「ダニの死骸」?』なんて書き込みを見ちゃったのでヤバいと思いました。
だって、「おひさまの匂い」を嗅ぐと心地よいですもんで。
まさか、ダニの死骸を吸い込んでるなんて、考えただけでもおぞましい!
そこで、布団を干した時の『おひさまの匂いの正体は「ダニの死骸」?』説を検証しました。
ついでに、布団が臭い時の匂い取りも考えました。
干した布団のお日様のにおいの正体は「ダニの死骸」説
『おひさまの匂いの正体は「ダニの死骸」?』説を調べたら、どうやらガセネタのようです。
正直安堵ですよね。
『おひさまの匂いの正体は「ダニの死骸」?』と流す人は、読む人に衝撃感を与えるのが目的なようです。
正直、迷惑ですよね。
でも、違ったので安心して「おひさまの匂い」を楽しめます。
そうなると、気になるのは「おひさまの匂い」の正体ですね。
布団を干すと付く匂いはなに?
布団を天日干しした時に発する「おひさまの匂い」は、嗅いで見ると幸せな気分になれますよね。
カネボウ化粧品が研究した結果によると
布団の綿などの繊維に含まれるセルロースが紫外線により分解されて、脂肪酸やアルデヒドアルコールなどの微量な揮発性物質を発生するそうです。
この匂いが「おひさまの匂い」の元になる。
ということらしいです。
しかも、ダニが存在しない環境下でも「おひさまの匂い』は発生するそうで、「おひさまの匂い」と「ダニの死骸」の因果関係は存在しないそうです。
あ~良かったです。
これで、安心して「おひさまの匂い」を嗅げますよね。
さらに同研究により、「おひさまの匂い」はリラックス効果もあり、安眠に繋がる脳波を作り出すそうです。
「おひさまの匂い」は、万能薬みたいなもんですね。
これで、布団を干す効果が優れていることが分かりました。
となると、次に布団が臭くなる原因が気になってきます。
布団が臭くなる原因は布団の匂いが臭い時の対処方法
人の体とは実に不思議ななものです。
人が眠っているときには
- ノンレム睡眠(深い睡眠で主に脳を休ませる)
- レム睡眠(浅い睡眠で主に体を休ませる)
この2つの睡眠を90分間隔で繰り返します。
スムーズに眠りにつくために、人の体は汗をかいて脳音や体の深部温度を下げています。
この汗が、寝汗と言われています。
寝汗は、平均的にはコップ1杯分と言われ180~200ml、真夏には400~600mlもの寝汗をかきます。
毎晩、コップ1杯もの寝汗を布団が吸収して、皮脂までついていくんです。
つまり、なる度に湿気とニオイのもとを布団に吸収させているわけです。
しかも、湿気はカビの温床にもなっちゃいます。
臭くなるわけですね。
これは、干さないとヤバいと実感しますよね。
布団が臭くなる理由がわかったので、布団が臭くなった時の対処をまとめました。
- やはり天日干し
- 時短には消臭スプレー
- 盲点は布団カバー
順に説明するので、気になるところからお読みください。
やはり天日干し
布団の臭い取りには、なんと言っても天日干しが一番です。
天日干しには
- 臭いのもとの汗や皮脂を追い出してくれる。
- カビの温床になる湿気を逃してくれる。
- おひさまの匂いが付く
という効果があります。
月に1度は天日干しで、日光消毒する。
その時は、2時間程度で裏返して、まんべんなくおひさまの力を布団に与えましょう。
良く、パンパンと布団を叩く光景を見ますが、あれはダニやホコリを内部に浸透させてしまい逆効果です。
さらに、大事な布団の生地も痛めてしまいます。
外で干せない時は、布団を椅子などにかけて空気の通り道を作れば、湿気を除くことは出来ます。
時短には消臭スプレー
布団を干している時間がとれない場合は、市販の消臭スプレーがおすすめです。
中には、除菌効果の有る消臭スプレーが有るのでおすすめです。
使用する時は、布団の中まで浸透するようにまんべんなくスプレーします。
日常的に、消臭スプレーをかけて空気の通り道を作って室内で干しておけば、匂いを抑えて殺菌まで出来ちゃいます。
盲点は布団カバー
布団の匂いの意外と盲点になるのは布団カバーです。
布団の消臭対策したのに匂いが取れないという場合には、布団カバーを疑ってみましょう。
布団カバーは洗濯機で洗えるので、まめに洗うことをおすすめします。
可能なら、1週間に一度は洗うことが理想的と言われています。
洗濯した布団カバーを天日干しすれば、あの「おひさまの匂い」がつくので安眠効果が出ますよね。
まとめ
布団のお日様のにおいの正体は「ダニの死骸」という噂を聞いたので調べてみました。
- おひさまの匂いの正体は「ダニの死骸」説はガセネタでした。
- 「おひさまの匂い」の正体は、布団の繊維が紫外線で分解されて発生する微量な揮発性物質だった。
- 「おひさまの匂い」にはリラックス効果もあり安眠に繋がる。
- 布団の臭いのもとは、寝汗と皮脂だった。
- 臭い取りには天日干しが一番効果的。
- 時間がない時は、殺菌効果の有る消臭スプレーがおすすめ。
- 布団カバーをまめに洗うと良い。
布団を干すことで生まれる「おひさまの匂い」に、安眠効果が有るなんて素晴らしいですよね。
「おひさまの匂い」と「ダニの死骸」には因果関係がなかったので、豆に布団を干して「おひさまの匂い」を楽しみましょう。