天気予報の警報の種類とは?警報級との違いについても

天気
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強い風や大雨が降る予報が出るときに、最近「警報級」という言葉をよく耳にします。

「級」という言葉から「警報」のレベルに近いものと予想はできます。

そもそも、天気予報で言う「警報」というのはどういうもので、どのような種類があるのか気になります。

そこで、わかりやすくまとめてみることにしました。

天気予報で使われる警報の種類とは

気象庁が天候に関して災害や被害が発生しそうな状況に対して注意喚起として出す情報には、いくつかの種類があります。

最新の気象情報を確認し、適切な行動をとるように心掛けましょう。

また、具体的な行動は地域の状況により異なるため、地元自治体の指示に従うことも重要です。

安全第一で行動しましょう。

災害の危険性を示す指標

気象庁は災害が発生する可能性を予測し、適切な行動をとるための重要な指標を定義しています。

日本の気象情報では、災害の危険性を伝えるために「警戒レベル」、「注意報」、「警報」、「特別警報」が用いられます。

それぞれの違いと具体的な行動指針について説明します。

警戒レベル

  • 警戒レベル1:災害が発生する危険性は低いですが、最新の気象情報を確認するなど、災害への心構えをしておきましょう。
  • 警戒レベル2:災害が発生するおそれがあるとして、各種注意報が発表されます。この段階で、ハザードマップで避難場所や避難経路を確認するなど、避難に備える行動をしましょう。
  • 警戒レベル3:警報が発表され、自治体から避難準備・高齢者等避難開始の情報が出されます。この段階で、高齢者や避難に時間を要する人は避難を開始し、その他の人もいつでも避難できるように準備しましょう。
  • 警戒レベル4:土砂災害警戒情報や氾濫危険情報などの発表に伴い、市町村から避難勧告や避難指示(緊急)が出されます。対象地域の方は全員速やかに避難してください。
  • 警戒レベル5:特別警報や氾濫発生情報などが発表され、市町村から災害発生情報が出されます。すでに何らかの災害が発生している可能性が極めて高い状況のため、無理に避難所へ向かわず、すぐに命を守るための最善の行動をとってください。

注意報

災害が起こるおそれがある場合に発表されます。

警戒レベル2に相当します。

警報

重大な災害の起こるおそれがある場合に発表されます。

警戒レベル3に相当します。

特別警報

重大な災害が起こるおそれが著しく高い場合に発表されます。

警戒レベル5に相当します。

警報の種類

天気予報や気象警報には様々な種類があります。

以下にいくつかの主な種類をご紹介します。

気象注意報の種類

注意報では、災害の発生が予想される警戒レベル2相当で出されます。

注意報の種類はいかに示す15種類があります。

  • 大雨注意報:大雨による土砂災害や浸水害が発生するおそれがあるとき
  • 洪水注意報:河川の上流域での大雨や融雪によって下流で生じる増水により洪水害が発生するおそれがあるとき
  • 大雪注意報:降雪や積雪による住家等の被害や交通障害など、大雪により災害が発生するおそれがあるとき
  • 強風注意報:強風により災害が発生するおそれがあるとき
  • 波浪注意報:高波による遭難や沿岸施設の被害など、災害が発生するおそれがあるとき
  • 高潮注意報:台風や低気圧等による異常な潮位上昇により災害が発生するおそれがあるとき
  • 雷注意報:落雷のほか、急な強い雨、竜巻等の突風、降ひょうといった積乱雲の発達に伴い発生する激しい気象現象による人や建物への被害が発生するおそれがあるとき
  • 濃霧注意報:濃い霧により災害が発生するおそれがあるとき
  • 乾燥注意報:空気の乾燥により災害が発生するおそれがあるとき
  • なだれ注意報:なだれによる災害が発生するおそれがあるとき
  • 着氷注意報:著しい着氷により災害が発生するおそれがあるとき
  • 着雪注意報:著しい着雪により災害が発生するおそれがあるとき
  • 融雪注意報:融雪により災害が発生するおそれがあるとき
  • 霜注意報:霜により災害が発生するおそれがあるとき
  • 低温注意報:低温により災害が発生するおそれがあるとき

気象警報の種類

注意報よりも警戒レベルが高く重大な災害の起こる可能性がある場合に発表されるものです。

警報の種類は、以下の6種類があります。

  • 大雨警報:大雨による重大な土砂災害や浸水害が発生するおそれがあるとき
  • 洪水警報:河川の上流域での大雨や融雪によって下流で生じる増水や氾濫により重大な洪水害が発生するおそれがあるとき
  • 大雪警報:降雪や積雪による住家等の被害や交通障害など、大雪により重大な災害が発生するおそれがあるとき
  • 暴風警報:暴風により重大な災害が発生するおそれがあるとき
  • 波浪警報:高波による遭難や沿岸施設の被害など、重大な災害が発生するおそれがあるとき
  • 高潮警報:台風や低気圧等による異常な潮位上昇により重大な災害が発生するおそれがあるとき

特別警報の種類

特別警報は、予想される現象が特に異常で、重大な災害の起こるおそれが著しく大きい場合に発表される警戒レベルの最大級です。

特別警報の種類には以下の6種類があります。

  • 大雨特別警報:特に大量の雨が降ると予想される場合に発表されます。これにより土砂災害や浸水害などが発生する可能性があります。
  • 大雪特別警報:特に大量の雪が降ると予想される場合に発表されます。これにより交通障害や建物の倒壊などが発生する可能性があります。
  • 暴風特別警報:特に強い風が吹くと予想される場合に発表されます。これにより建物の損壊や飛来物による被害などが発生する可能性があります。
  • 暴風雪特別警報:特に強い風と大量の雪が同時に発生すると予想される場合に発表されます。これにより交通障害や建物の倒壊などが発生する可能性があります。
  • 波浪特別警報:特に大きな波が発生すると予想される場合に発表されます。これにより海上や沿岸部での被害が発生する可能性があります。
  • 高潮特別警報:特に海面が大きく上昇すると予想される場合に発表されます。これにより沿岸部での浸水被害などが発生する可能性があります。

警報級と警報の違いは

最近よく聞く「警報級」というのは、どういう状態を示すのでしょうか?

気象庁のホームページを見ると「警報級」の定義について

警報級の現象は、ひとたび発生すると命に危険が及ぶなど社会的影響が大きいため、可能性が高いことを表す[高]だけでなく、[高]ほど可能性が高くはないが、命に危険を及ぼすような警報級の現象となりうることを表す[中]も発表しています。

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/warning.html#:~:text=%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82-,%E8%AD%A6%E5%A0%B1%E7%B4%9A%E3%81%AE%E7%8F%BE%E8%B1%A1%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%9F%E3%81%B3%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%A8%E5%91%BD%E3%81%AB,%E3%82%82%E7%99%BA%E8%A1%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

というように定義しています。

よく分かりにくいと思いますが

警報は、重大な災害が発生するような警報級の現象が概ね3~6時間先に予想されるときに発表することとしています。

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/warning.html#:~:text=%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82-,%E8%AD%A6%E5%A0%B1%E7%B4%9A%E3%81%AE%E7%8F%BE%E8%B1%A1%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%9F%E3%81%B3%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%A8%E5%91%BD%E3%81%AB,%E3%82%82%E7%99%BA%E8%A1%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

この6時間以上先に災害の発生が予想される場合に、警報の発表に先立って、警報に切り替える可能性が高い注意報を早期注意情報(警報級の可能性)として発表するものです。

つまり、警報と警報級の違いは発表されるタイミングの違いということになります。

ただし、警報級の発表がされるということは、それだけ災害の危険性が高いと受け止めて準備することが必要になりますね。

警報級の大雨の予想が出た場合の行動は?

警報級の大雨が予想される場合、取るべき行動は迅速かつ的確に行う必要があります。

以下に、具体的な事例を交えて説明します。

情報収集

まずは、正確な情報を収集することが重要です。

  • 天気予報の確認:テレビ、ラジオ、インターネット、スマートフォンのアプリなどで最新の天気情報を確認します。
  • 警報・避難情報の確認:気象庁や地方自治体のホームページ、アプリ、SNSで警報や避難情報を確認します。

早めの避難準備

自宅やオフィスが危険なエリアにある場合は、避難の準備を早めに行います

非常持ち出し袋の準備:必要なものをあらかじめ準備し、すぐに持ち出せるようにします。例として、飲料水、非常食、薬、懐中電灯、携帯電話の充電器、現金、身分証明書などが挙げられます。家族との連絡手段の確認:家族と避難場所や連絡方法を確認しておきます。

避難指示が出たら速やかに避難

避難指示が出た場合は、ためらわずに避難を開始します。

  • 避難経路の確認:安全な避難経路を確認しておきます。浸水しやすい道路や橋は避けるようにします。
  • 避難場所の確認:最寄りの避難場所や避難所を確認します。

自宅にいる場合の対策

自宅で待機する場合でも安全対策を講じます。

  • 浸水対策:1階の窓やドアの隙間を防ぐために、土嚢や防水シートを準備します。
  • 高い場所への移動:家の中で安全な高い場所(2階や屋根など)に移動します。
  • 電気・ガスの確認:停電やガス漏れの危険があるため、電気やガスの元栓を確認し、必要ならば切ります。

具体的な事例

過去の豪雨での災害事例をあげてみます。

事例1: 都市部での大雨

2020年7月の九州地方の豪雨では、多くの河川が氾濫し、都市部でも広範囲にわたり浸水しました。

多くの人々が早めに避難したことで、多くの命が守られましたが、一部では避難が遅れたために被害が大きくなりました。

このような場合、早めの避難と避難指示に従うことの重要性が再確認されました。

事例2: 山間部での土砂災害

2014年の広島市での豪雨では、山間部で土砂災害が発生し、多くの住宅が被害を受けました。

山間部では特に土砂災害のリスクが高いため、警報が出た段階で早めに避難することが求められます。

また、避難が難しい場合は、高い場所に移動するなどの対策が必要です。

まとめ:天気予報の警報の種類とは

これらの情報を理解し、適切な行動をとることで、自身と周囲の安全を確保することができます。

また、警戒レベルとは別に、「警戒レベル相当情報」が発表されることもあります。

これは、国土交通省や気象庁、都道府県等が発表する防災気象情報とあわせて出されるもので、警戒レベルとの関連を明確に伝えるものです。

相当する警戒レベルと同様の行動、対策を行うようにしてください。

特別警報が発表された場合には、避難指示などに従って、ただちに避難所などに避難をしてください。

避難所への避難が困難と判断される場合には、垂直避難を行うなど自宅の中でも安全な場所に避難してください。

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