YOASOBIは、今年の紅白歌合戦候補ナンバーワンと言われていました。
ところが、16日に発表された紅白歌合戦2020の出場者リストにはYOASOBIの名前がありませんでした。
そこで、落選の理由について調べてみました。
紅白歌合戦出場濃厚と言われていた?
YOASOBIは、作詞・作曲・編曲を手掛けるコンポーザーのAyaseとボーカリストのikuraのユニットで、2019年11月に「夜に駆ける」でデビューしてMVは1億再生数を超えるほどの人気です。
そもそもは、ソニー・ミュージックエンタテインメントが運営する小説・イラスト投稿サイト「monogatary.com」のコンテストで大賞に選ばれた小説「タナトスの誘惑」を楽曲化するために結成されたユニットなんです。
小説「タナトスの誘惑」は、太宰治の「人間失格」のような人の「生」と「死」を併せ持つイメージの世界観を持っています。
YOASOBIのボーカルのikuraさんが、難しいイメージを透明感の合う歌声で重々しくも生への希望を感じさせる独特な世界観を見事に表現しているんです。
YOASOBIの「夜に駆ける」は、そんな素晴らしい表現力で1億再生以上の人気を集めました。
そこで、YOASOBIは紅白出場が濃厚とも言われていました。
YOASOBIの人気曲
YOASOBIの人気曲を紹介しますね。
ランク1位「夜に駆ける」のMV
ランク2位の「ハルジオン」のMV
ランク3位の「たぶん」のMV
ランク4位の「あの夢をなぞって」のMV
ランク5位の「群生」のMV
どれを聞いても、いい感じの楽曲ばかりのYOASOBIですよね。
紅白に出てもおかしくないと思えるのに・・・
落選の理由は?
今年の紅白歌合戦でYOASOBIが出場者リストに載らなかったので驚きました。
「夜に駆ける」のヒットからして出場してもおかしくはないとは思ったんですけどね。
紅白歌合戦は、最近若者世代の取り込みも積極的ですが、高齢世帯の視聴もある程度は考えると、バランス感も必要と考えているのでしょうか?
YOASOBIのファンは圧倒的に若者世代ということから、もう少しメディアへの露出も考慮されたんでしょうか?
この辺は、選考者の意図がわからないと、なんとも言えない気もしますね。
NHK紅白の選考基準に対して
- 今年活躍している。
- 世論の支持が集まっている。
- 番組の企画や演出にマッチしている。
さらにテーマは「今こそ歌おう みんなでエール」となっています。
「みんなでエール」というのは、NHKは7月から日本赤十字社や中央共同募金会へのチャリティーを通じてコロナと向き合い頑張っている人々を支援するウィズコロナ・プロジェクトです。
今こそアーティストたちの思いのこもった歌でみんなにエールを送りたい。
コロナによって傷つき疲れ切っている人々の心を癒し、少しでも明るい気持ちで2021年を迎えて欲しい。今年の紅白歌合戦のテーマにはそんな思いがこめられています。
残念ながら、YOASOBIがこれらの基準にどのようにアンマッチなのかはわかりませんが、限られた出場枠の中で弾かれてしまったということですね。
まとめ
YOASOBIが紅白歌合戦で出場濃厚だったのに落選した理由について考えてみました。
- 「monogatary.com」のコンテストで大賞に選ばれた小説「タナトスの誘惑」を楽曲化するために結成されたユニット
- デビュー曲の「夜に駆ける」の再生回数は1億回を越えている。
- 紅白歌合戦の出場は濃厚と言われていた。
紅白の選考において、もっと広く目に止まっているという部分が働いたのかもしれないですね。
紅白は、幅広い年代層が見る国民的番組ですからね。