オリンピック女性蔑視発言で日本はもとより世界中から注目を集めた森喜朗さん。
国会議員時代から失言の多い方でしたので、またやっちゃったという感じです。
そろそろ後輩に道を譲っても良いんじゃないかなと思います。
そんな森喜朗さんの失言集を掘り出してみました。
森喜朗の失言集
森喜朗さんは首相経験者で国会議員時代が長い先生です。
首相時代も国会議員時代も、失言の多い人でしたから今回の失言も、正直そろそろ引退してもいいじゃんと思うけど、常に表舞台で存在感を見せたい人なんだなと思えます。
そんな、森喜朗さんの失言をまとめてみました。
主にWikipediaより引用しました。
2021/2/3:女性軽視発言
日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で、
「女性の理事を増やしていく場合は、発言時間をある程度、規制をしないとなかなか終わらないので困る」
「女性理事を増やすJOCの方針に対する私見として述べた。これはテレビがあるからやりにくいんだが。女性理事を選ぶというのは、日本は文科省がうるさくいうんですよね。だけど、女性がたくさん入っている理事会は、理事会の会議は時間がかかります。これは、ラグビー協会、今までの倍時間がかかる。女性がなんと10人くらいいるのか? 5人いるのか? 女性っていうのは競争意識が強い。誰か1人が手をあげていうと、自分もいわなきゃいけないと思うんでしょうね。それでみんな発言されるんです。」
と発言して、世界中から女性軽視と言われてしまった。
翌4日に謝罪会見を開いて発言を撤回した。
2021:オリンピックは開催する
1月の世論調査で「中止もしくは再延期」という意見が8割に達したことを受けて
「開催すべきが1月の調査で14%、12月から半減した。再延期は1月が44%で12月は32・2%だった。ただ、再延期というのは開催するべきだという声。58%が開催してほしいという意見だ」
「今のコロナで、こういう騒ぎでやっている時に、『オリンピックどうですか?』と聞かれたら、何と答えますか?答えようがないでしょう。まして一般国民が、“明日、子供や孫の成人式が中止になった”“来月結婚式の予定をどうしようか”と、そういう時期に、なぜあえてこういう『五輪をやるべきか』『延期すべきか』『中止すべきか』という世論調査をするのか。世論の動向を見るのは大事なことだけど、これをこうして発表しなければならんのかなと。私には疑問がある」と発言した。
2016/07:「日本の代表ではない」発言
リオデジャネイロの壮行会で、日本人選手が国歌を斉唱しなかったことをうけて
「国歌を歌えないような選手は日本の代表ではない」と発言。
このときは、独唱だったので全くの誤解であったようです。
2014/2/20:大事なときには必ず転ぶ
これも有名な失言ですよね。
ソチオリンピックのSPで浅田真央さんに転倒が相次いだのをうけて
「見事にひっくり返った。あの子、大事なときには必ず転ぶ」と言いました。
このときも、また言っちゃった思いました。
当の浅田真央さんは
「私は別に今なんとも思っていないですけど、たぶん(森さんが)ああいう発言をしてしまったことについて森さんは今少し後悔をしているのではないかなというふうに、少しは思っています。」と言い返していましたよね。
2014/2/9:英語は敵国語
冬季五輪開催中のソチで執行部の語学力が低いことを受けて
「第2次大戦時、英語は敵国語だった」
と、自身が戦時中のときの話をしていた。
2011:首相が被災地でパフォーマンスする必要なんてない
東日本大震災で菅直人さんの動きを見て
「思えば村山富市元首相は偉かったな。阪神大震災で初動が悪かったとずいぶんマスコミにたたかれたけど、そんなことなかった。決断力もあった。小里貞利さんをすぐに震災対策担当相に任命して現地で陣頭指揮を執らせ、自分は首相官邸でドンと構えてね。首相が被災地でパフォーマンスする必要なんてないんだよ。被災者のみなさんに迷惑をかけるだけじゃないか」
と、政権批判をした。
2007/8/17:小池百合子批判
防衛事務次官人事をめぐる守屋武昌と小池百合子防衛相の対立を見て
「(女性の)小池氏に言っていいのか分からないが、武士(もののふ)のたしなみがない」
と、小池さんを批判した。
このころから、女性軽視の方向性は見えていたかも知れないですね。
2003/6/26:子どもを一人もつくらない女性
鹿児島市内で開かれた「全国私立幼稚園連合会の討論会」に参加した時
「子どもを沢山つくった女性が、将来国がご苦労様でしたといって、面倒を見るのが本来の福祉です。ところが子どもを一人もつくらない女性が、好き勝手、と言っちゃなんだけど、自由を謳歌して、楽しんで、年とって・・・税金で面倒見なさいというのは、本当におかしいですよ」
またしても女性軽視発言ですよね。
このときも、女性団体などから抗議を受けていました。
2000/6/25:無党派は寝ていてくれればいい
遊説先の演説で
「無党派といわれる人たちの判断が最後は選挙を決める。自民党が強い、というと、判官びいきみたいなこともある。まだ決めていないという人が40%ぐらいいる。そのままといって、寝てしまってくれれば、それでいいんだが、やっぱりそうはいかない。」
と、無党派層批判をした。
このときは、報道で「やっぱりそうはいかない。」の部分がカットされて放送されまくったので「無党派は寝ていてくれればいい」が強調されてしまい、反発を受けていました。
2000/6/2:政党批判
同じく遊説先の演説で
「民主党は共産党と組むのか、共産党は天皇制を受け入れないし、自衛隊は解散、日米安保も確認しない。そういう政党とどうやって日本の国体を守るのか」
と発言して、森内閣の支持率は一気に低下しちゃいました。
2000/5/15:神の国
神道政治連盟国会議員懇談会結成三十周年記念祝賀会に招かれた際に
「日本の国、まさに天皇を中心としている神の国であるぞということを国民の皆さんにしっかりと承知をしていただく」
と発言した。
このときも、大きな話題になっていました。
1988/4/3:言葉は悪いが、たんつぼだ
「大阪人は金儲けばかりに走り、公共心も選挙への関心もなくした。言葉は悪いが、たんつぼだ」
このときには、大阪選出の国会議員の方から「もういい」と言われていました。
森喜朗の失言集のまとめ
森喜朗の失言集をまとめてみました。
森喜朗さんの失言と思われる発言を拾い出してみました。
やはり、今回の助成系発言に繋がる伏線は、以前から合ったように思えます。
森喜朗さんも、もう良い歳なんで表舞台は若い人に任せて名誉会長にでも収まって静かにされると良いんですけどね。
性格的に、そういうふうには出来無さそうですね。