今年も熱中症危機の季節になりました。
熱中症予防にはきちんとした食事も大事です。
熱中症予防に朝食は大事なんです。
高齢者の視点から見た朝食の意味について調べてみました。
熱中症予防で朝食は大事?
大人は寝ている間に700mLもの水分を失うと言われています。
また、暑い日が続くこの時期では日中でも大量の発汗によって脱水症になりかねない時期です。
熱中症予防に朝食が大事な理由は?
失った水分を摂るために水分を摂取すると、汗の量も増えるという悪循環も起きます。
寝汗や発汗では、水分を失う以外にも塩分や鉄分も失ってしまうのです。
これらを効率的に補充しないで水分だけ取っていると、電解質のバランスが崩れてしまい水分補給をしていても脱水症になってしまうんです。
そこで熱中症の予防には、朝起きてからのコップ一杯の水が「命の水」と言われるように大事ですが、朝食をとることで塩分や鉄分の摂取はもちろん水分の補充も大事なんです。
朝食で塩分をしっかりと補充することで体温を下げる効果も期待できるんです。
熱中症予防で高齢者の朝食の意味は?
私は高齢者施設で働いているので、利用者様の熱中症対策には気を使っています。
高齢者ほど水分を摂らない人が多い
食事時間以外の水分摂取も積極的に勧めますが、中にはトイレが近くなると思って積極的に水分を摂らない方も居ます。
飲み物に味をつけたりと工夫はしますが、それでも飲まない人は飲まないです。
若い人なら、朝食を摂らなくても栄養補給食品などで補充してバランスをとることが出来ますが、高齢な方にとってはそういった機会も少ないです。
高齢な方には食事から補ってもらうのが良い
高齢な方にとっては、食事というのは長年にわたって習慣となっているので、水分をあまり摂らない方でも食事だけは目の前に出てくれば食べるという方は多いです。
高齢な方は、朝食を摂ることで無意識のうちに水分や塩分や鉄分を補給することが出来ます。
就寝中の寝汗や日中の体温上昇を防ぐという意味合いでも、高齢な方こそ朝食を食べるというのは大事なことなんです。
高齢な方におすすめな朝食は
朝食はパンという方もいるかと思いますが、ご飯や麺類のほうが食事に含まれる水分は多いのでパンが好きな方もご飯や麺類に変えてみるのも大事です。
さらに、味噌汁や牛乳やお茶を出すことで、水分摂取量は増えますし塩分量も増えます。
具体的な高齢者向けレシピは「クックパッド」などで調べると良いですね。
高齢の方なら、基本は「ご飯、納豆、卵焼き、味噌汁」でしょうか。
まとめ
熱中症予防で朝食の意味は?高齢者についても調べてみました。
就寝中の寝汗で思った以上に水分を失います。
昔から起きて一番にコップいっぱいの水を「命の水」と呼ぶのは寝汗対策ですね。
でも、高齢になると中々水分だけを摂取というのは難しくなるので、朝食をとることで水分や塩分や鉄分をしっかりと補充できるんです。
高齢になるほど、朝食の持つ意味は大きいということですね。